Macで ローカルサーバー構築　PHP設定編

Macで ローカルサーバー環境を構築するまで　PHP設定編

ネットでの情報は必要最低限しか載ってないので、そのあたりのネタ＋α情報です。
今回はPHPまわりの事について書きます。

シリーズ

・Macで ローカルサーバー構築　Apache起動編
・Macで ローカルサーバー構築　Apache設定編
・Macで ローカルサーバー構築　ローカルネットワーク参加編
・Macで ローカルサーバー構築　PHP設定編
・Macで ローカルサーバー構築　Postfix基本編

動作環境

OS X 10.9 OS X 10.9 Mavericks
Apache 2.2.24
PHP 5.4.17

予備知識

・CGI
PHPとか動かすのに必要な仕組み
※リンク先はwikipedia

phpのバージョンの確認

Macには最初からPHPは入っているのでインストールとかしなくても良いので面倒はありません。
ただ以前はLionでPHPのバージョンが5.3系だったのですが、OSのアップデートを行いMavericksにしたらPHPのバージョンも変更になりApacheの設定も初期化されてました。
今後MySQLを入れる際に必要となるmcryptモジュール追加時などにPHPのバージョンが違うと躓くのでその辺りも含めて。

先ずはPHPの確認を行います。

特に何もしていない場合は「PHP 5.*.*」などと表示されます。
出ない場合はPHPが入ってない、適切なパスが通ってない等が考えられます。

・パスの確認

デフォルトのPHP置き場所「/usr/bin」なので無い場合は追加するなりパスを通す必要があります。

PHPの情報を表示する

・PHPの詳細情報　コマンドから

以前の記事の続きになりますが、ここから読む場合は適宜脳内変換して下さい。

以前作成したフォルダーにindex.phpを作製します。

内容

echo phpinfo();

※PHPの記述は「<?php」と「?>」の間に記述して下さい。「<?」(ショートカットタグ)でも動く場合がありますが、サーバーによって動かない場合もあるのでちゃんと記述した方が後々困りません。
追記したら「:wq」で保存して「cochma/index.php」にアクセスして下記の様な画面が表示されたら成功です。

※一部画してます。

後は好きなようにプログラムを書いて動かす事が出来ます。

必要になりそうな設定

・mcryptのインストール
ネットに山ほど記事があるので割愛しますが、
ただportから入れる方法は通常のマックではやらない方が良いです。失敗談は下に書きます。。。

モジュールが正常に追加されてるのならphpinfo()に以下の項目が出てきます。

もしくはターミナルから

などと表示されます。

「php.ini」の編集

・拡張モジュール置き場の設定
追加した場合のモジュール置き場を設定しておきます。
必要に応じて追記する必要があります。
730行目辺り

・タイムゾーンの設定
916行目辺り

・Apacheの再起動

取り敢えずこんな所だと思います。変更が終ったら再起動をして変更を適用させます。

mcryptモジュールの追加失敗談

mcryptモジュールの追加方法は山ほどあるので割愛しますが、以前portsから入れた時の話です。
お恥ずかしながらportsから入れた場合、依存関係にあるPHP5本体含めたその他のファイルのインストールをしてしまう事を知らなくて

と打ってしまい長い時間の果てにインストールが完了が終わり一覧を表示したら

見知らぬパッケージが山ほどインストールされてました。
「mcrypt.so」自体は

に生成されてたので、「php.ini」に設定したエクステンションディレクトリに「mcrypt.so」をコピーし以下コマンドを実効。

何事も無ければインストールが行えるのですが、API versionが違いますとエラーが出てインストールが進みませんでした。
原因は何故かportで入れたPHPのバージョンが適用され、ターミナルからの表示はPHPのバージョンも5.3.*系になってました。

それに気づかずに5.3系で試してましたが、途中でindex.phpから出力したバージョンと違う事に気づき
portsからインストールされたPHPを削除

PHP 5.4系をダウンロードし、PHPのバージョンを合わせてモジュール追加を試みたら無事インストールに成功しました。

まだまだ知識不足を感じてます。。。

次回

Macで ローカルサーバー構築　Postfix基本編